ペルシャ料理 タッシン(Tah-Chin)
2008年 09月 22日
続きまして、今回はペルシャ料理のご紹介。タッシンはサフラン、ヨーグルト、チキンの入ったふわふわライスのこと。この夏、姉家族が遊びに来てくれたときにカリムの義妹、ワヌーシャさんが披露してくれたペルシャ料理。あまりにも美味しかったので、インターネットでレシピを探して自分でも作ってみました。ワヌーシャさんの作品には及ばなかったけど、かなり近いものができました。
17年前にスウェーデンに移住したクルドチームはこの料理の存在を知らなかったとのこと。食文化も時代とともにどんどん伝播していくんですね。
ちなみに、Tahとはペルシャ語で「底」、Chinとは「層」のことだそうです。ヨーグルト、米、チキンを層に積み上げて、最後にひっくり返して盛るので、こういう名前になったのかな。
ちょっと時間かかりますが、なかなか楽しい料理です。
Tah-Chin タッシンの作り方 (8-10人分)
ペルシャ料理: サフラン、ヨーグルト、チキンの入ったふわふわライス
<材 料>
・たまねぎ 大きめ 2個
・ターメリック 小さじ2分の1
・鶏ムネ肉 (皮なし) 1kg *小さ目の一口大に切っておく
・プレーンヨーグルト 500g
・サフラン 小さじ1 *カップ2分の1のお湯に溶かしておく
・卵 2個 (お好みで)
・バサマティ米(ジャスミン米でもOK) 600g
・水 3カップ
・料理油 2分の1カップ
・塩 小さじ2
・黒こしょう 少々
<作り方>
1) たまねぎをざく切りにして、油できつね色になるまで炒め、ターメリックを加える。
2) さらに鶏肉を加え、色が変わったところで水をカップ2分の1~1加えて煮立て、弱火にして鶏肉に火を通す。
3) ボールにヨーグルトをいれ、滑らかになるようにかき混ぜた後、サフラン、塩、コショウ、卵2個を加えてよく混ぜる。
4) 大きめの鍋に、洗った米、水3カップを加えて沸騰させる。芯が残るくらいの固ゆでになったところで、ザルにあげてお湯を切っておく。(バサマティ米は早く煮えるので注意)
5) 大きめのテフロン鍋に、油を大さじ3~4を熱し、その上に3)のヨーグルトソースを大さじ4ほど載せ、その上に4)の米を薄い層になるように入れて、スプーンの背を使って平らにする。その上に2)の鶏肉を少し加え、さらにその上に米の層を作って、また平らにならしておく。
6) ヨーグルト→米→鶏肉→米→ヨーグルト→米→鶏肉→米→ヨーグルトの順を繰り返す。
7) 材料を全て使い切ったら表面に油を加え、ふたをし、弱めの中火で1.5時間加熱する。
8) 長く加熱するほど、底のカリカリ部分が厚くなり美味しくなる。
9) 火が通ったら、加熱をやめ、ふたを取って、数分さます。
10) 鍋よりも大きなお皿をあてて、鍋をひっくり返すと、ケーキ型サフランライスの完成!
Commented
by
Kei
at 2008-09-25 19:30
x
う~ん、これはむずかしそう。
テフロン鍋で1時間半も加熱して、真っ黒にならないところが不思議。
よほど弱火で、じっくりと焼き上げていくのね。
友子さんのタッシン、きれいな色に焼き上がって、とってもおいしそう。
テフロン鍋で1時間半も加熱して、真っ黒にならないところが不思議。
よほど弱火で、じっくりと焼き上げていくのね。
友子さんのタッシン、きれいな色に焼き上がって、とってもおいしそう。
0
Commented
by
tsumugu-img at 2008-09-27 05:59
本当はケーキのような型に仕上がるはずだったんですけど、お鍋から出す時に流れていってしまいました。作るプロセスがかなり面倒ですが、仲間と一緒に作業すると楽しいですよ。イランではお米はご馳走という位置づけで、サフランの黄色でさらにランクアップします。
普段のお米の炊き方はパスタに近いんですよ。たっぷりのお湯に塩をいれて、アルデンテになるまでゆで、ザルにあげ、鍋底にオイルを引いて、米を戻し、蒸します。底がカリカリのおこげになり、仕上げには表面にもオイルをかけてツヤをだします。おこげはブンケルとよび、食事の時にぐるっと皆にいきわたるようにちぎっては隣の人に渡していきます。
ごはんは汁気の多い料理をかけて食べることが多く、おかずとご飯が合わさったものを、さらに薄いピタパンで巻いて食べるのはまさにクルド風。ごはんをパンで巻くなんて、炭水化物バトル~って感じですけどね。気持ちとしてはご飯をのりで巻く感じに近いですね。
普段のお米の炊き方はパスタに近いんですよ。たっぷりのお湯に塩をいれて、アルデンテになるまでゆで、ザルにあげ、鍋底にオイルを引いて、米を戻し、蒸します。底がカリカリのおこげになり、仕上げには表面にもオイルをかけてツヤをだします。おこげはブンケルとよび、食事の時にぐるっと皆にいきわたるようにちぎっては隣の人に渡していきます。
ごはんは汁気の多い料理をかけて食べることが多く、おかずとご飯が合わさったものを、さらに薄いピタパンで巻いて食べるのはまさにクルド風。ごはんをパンで巻くなんて、炭水化物バトル~って感じですけどね。気持ちとしてはご飯をのりで巻く感じに近いですね。
by tsumugu-img
| 2008-09-22 04:39
| 食いしん坊万歳
|
Comments(2)