Kanelbulle (シナモンロール)
2008年 01月 17日
今日は大学の授業がなく、仕事もお休みをいただいて、久しぶりに平日の昼間を自宅で過ごしています。明日は大学で実習についての報告発表をしないといけないので、今その準備をしているのですが、だんだん煮詰まってきたので息抜きに日記を書くことにします。といっても、またまた食べ物ネタですが。
スウェーデンの代表的なおやつといえば、カネールブッレ(シナモンロール)です。カフェなどにも必ずおいてあるし、セブンイレブンや駅の売店の前を通ると、ふわーとこのシナモンロールの香りがします。ここ最近、職場の同僚に教えてもらって何度か焼いてみたのですが、案外簡単ですっかり気に入りました。写真は2度目に焼いたときのもの。なかなか美味しそうでしょ?
このパン、映画「かもめ食堂」にも出てきますね。きっとフィンランドでも、ノルウェーでもデンマークでもよく食べるおやつなんでしょう。スウェーデンにやってきたのは1920年代。第一次世界大戦後、材料となる小麦粉や砂糖、バターが十分に手に入るようになってからのようです。スウェーデンで女性が選挙権を手にしたのが1921年だから、女性たちが政治について熱く語り合ったテーブルの片隅にも、ひょっとしたらこのシナモンロールが並んでいたかもしれません。
ちなみに、こちらではシナモンロールを焼く男性が多いのに驚きました。スウェーデン学校の友達の夫3人、カリムの職場の同僚2人のお手製ロールをご馳走になったことがあります。計5人で「多い」と騒いではいけないかもしれませんが。(笑)
シナモンロールに欠かせない材料のひとつ、カルダモン(写真左端)を小麦粉に混ぜると、とってもいい香りが広がって幸せな気分になります。写真中央は焼くときに便利な紙カップ。右端はロールの飾りにのせるパール砂糖です。
オーブンで焼く前のロールたち。小麦粉約800gでミニロールが40個できます。焼いた後、冷凍して保存すれば、ちょっと小腹が空いたときなどに便利です。
【シナモンロール】
材料
小麦粉(薄力粉) 850g うち50gは打ち粉に使います。
生イースト 50g
牛乳 500cc
バター 150g
砂糖 100g
塩 小さじ2分の1
カルダモン 大さじ1
卵1個
パール砂糖
(ロールの間に塗るシナモンソース)
シナモン 大さじ2、バター120g、グラニュー糖100g
作り方
1)鍋にバター150gを溶かし、牛乳を加えて37℃になるまで温める。
2)大きいボールにイーストを手で細かくくずした後、1)を流しいれる。
3)小麦粉、砂糖、塩、カルダモンも2)に加える。
4)3)を手で10分ほど辛抱強くこねる。結構な力作業です。
5)ラップして30分ほど発酵させる。
6)この間にシナモンソースの材料を混ぜておく。
バターは室温にしておくと楽です。
7)5)が発酵したら、生地を4分の1に分けて、一つずつ5mmの厚さに
なるよう伸ばしていきます。伸ばす前にある程度四角に整えておくと
形が作りやすいです。幅は15cm~20cmにするといいでしょう。
※生地がかなり柔らかいので、ここで打ち粉を使うと伸ばしやすいです。
8)生地の上に6)のソースを薄く延ばして塗り、手前から向こう側に
生地をロールします。
9)ロールを包丁で幅1.5cm~2cmに切り、紙カップにのせて、さらに
30分発酵させます。
(残りの生地についても7)~9)の作業を繰り返します。)
10)30分発酵させたら、溶いた卵を刷毛でロールの上にぬります。
11)パール砂糖を表面に振りかけて、250度、8分ほど焼きます。
第二次発酵を待っている頃に時間をみて、10分ほど前からオーブンの
スイッチを入れておくと効率的です。
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さくら
at 2008-01-17 18:52
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まあ、なんて美味しそうなんでしょう!シナモンロール大好きです。アメリカでは、焼く前の状態のシナモンロールが冷凍されて売っていますよね。スウェーデンには、シナモンロールミックスみたいなのが売っているんですね。日本でもあるのかな?あれば、簡単に作れるのに。。。
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tsumugu-img at 2008-01-18 05:18
これがねえ、まあ美味しくできたのでございますよ。さくらさんにも食べてもらいたかったな。シナモンロールといえば、北米というイメージだよね。アメリカやカナダのショッピングモールに行くと、ポップコーンかシナモンロールの香りがするよね。
ところで、写真の説明がなかったので付け加えましたが、シナモンロールミックスみたいに見えるあの箱は、実は紙パックの箱なんです。となりはパラパラふりかけるパール砂糖。ごめんね、分かりにくくて。
レシピも最後に書き足したので、ぜひ勉強の合間に作ってみて。カルダモンの香りで癒されること間違いなし!
ところで、写真の説明がなかったので付け加えましたが、シナモンロールミックスみたいに見えるあの箱は、実は紙パックの箱なんです。となりはパラパラふりかけるパール砂糖。ごめんね、分かりにくくて。
レシピも最後に書き足したので、ぜひ勉強の合間に作ってみて。カルダモンの香りで癒されること間違いなし!
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さくら
at 2008-01-18 08:11
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レシピどうも有り難う!時間のあるときに作ってみますね。
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よみ人
at 2008-01-19 05:16
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この前一緒に作らせてもらった時にメモするのを忘れてたので、レシピ助かります!
ほんと簡単で美味しかったですよね。
あぁ、また食べたくなる・・・。
狭い我が家の台所でできるかわからないけど、挑戦してみようかなぁ。
ほんと簡単で美味しかったですよね。
あぁ、また食べたくなる・・・。
狭い我が家の台所でできるかわからないけど、挑戦してみようかなぁ。
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tsumugu-img at 2008-01-19 06:10
レシピ渡してなかったですね。ごめんなさい!この前はよみ人さんにロール作業をほとんどやってもらって私も楽でした。発酵した生地がふわふわで、赤ちゃんの肌のように気持ちよかったなあ。カルダモンの香りといい、生地の感触といい、やっぱりこの作業には癒しの要素がいっぱいあると思いませんか。ぜひ自宅でもお試しください!
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ゆん
at 2008-03-23 19:01
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これって、簡単!?作り方 1)から温度管理があったり、力作業があったり・・・。私には、シフォンケーキが限度なのかも。あれは、泡立てて、混ぜたら終わりだからね・・・。でも、シナモンロールって美味しいよね。大好きです!「いつか」のために、レシピだけはコピーさせてもらうね。
しかし、北欧のおやつとは知らなかったわ。日本では、ハワイの「シナボン」が有名になって、その後、ミスドでも出たんだけど、知ってる?結構気に入ってたのに、今は完全に消えちゃいました。6個くっついたミニロールがフワフワで美味しかったのよ!復活して欲しいわ。
しかし、北欧のおやつとは知らなかったわ。日本では、ハワイの「シナボン」が有名になって、その後、ミスドでも出たんだけど、知ってる?結構気に入ってたのに、今は完全に消えちゃいました。6個くっついたミニロールがフワフワで美味しかったのよ!復活して欲しいわ。
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tsumugu-img at 2008-03-24 07:29
ゆんさん、いらっしゃいまし。そうね、ケーキよりはちょっと力作業が入りますが、この生地をこねるのは結構癒し効果があるのよね。カルダモンの香りもいいし、土いじりをしているような手の感触が楽しいです。何より、一度に40個くらい作れるので、長く楽しめるのがメリット。ぜひ一度お試しあれ!
シナボンは初耳です。どうしてボンって言うのかな。
シナボンは初耳です。どうしてボンって言うのかな。
by tsumugu-img
| 2008-01-17 00:54
| 食いしん坊万歳
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Comments(7)