人気ブログランキング | 話題のタグを見る

案外面倒な看護師国家試験までの手続き

めでたくスウェーデンの看護師免許を取得したので、どうせなら日本でも看護師として働けるよう看護師国家試験を受けてみようと思い立ち、厚生労働省のホームページをチェックしたのですが、まあなんと手続きがめんどくさいこと。この手続きを見ただけでやる気を失う人もいるのではないかと思うほどです。

http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kangoshi/jukenshikaku.html

国家試験を受けるためには、外国で受けた教育が日本の看護教育に相当するものであるかを審査してもらい、認定書をもらわないといけないらしいのですが、それが4月1日から9月15日の間で、申請者本人が本庁に出向いて書類を提出しないといけません。スウェーデンに住んでいても書類を提出するために帰国しろってことです。

さらに提出日前、1ヶ月以内の健康診断書(日本人医師による)が必要。
書類はすべて和訳の内容を在日本のスウェーデン公的機関に確認してもらう手続きも必要。

これでOKがもらえたら、やっと2月中旬に実施される国家試験が受けられるそうです。

ということで、このプロセスのためには、2度の帰国が必要。地方の人間は東京までの交通費も必要。
認定書のレベルで本人に本庁まで提出に来いという趣旨がさっぱり分かりません。なぜ書類を郵送するだけでは駄目なんでしょう。海外で教育を受けたものには看護師になって欲しくないのでしょうかね。

ひとつの救いは認定書は一度ゲットすれば有効期限がないそうなので、国家試験は同じ年度に受けなくてもよいとのこと。今年は認定書申請のために帰国、その次は国家試験のために帰国。というのも可能ということか。

うーん。今年認定書だけでも申し込んでおくかどうか。もう少し検討してみます。
Commented by おぎゃ at 2012-06-29 13:58 x
 およよよ、順調にブログが更新されとりますな~、焼きたてほかほかナースさん。ベルゲン、私もいつか行ってみた~い!山があるのってやっぱりほっとするよね~。ベルゲンの山にも仙人は住んでるっぽかった?(霧のさんべ山と比べて考えてみてね)
 ところで、流石日本!この手の手続きってぜ~ったい、めんどくさく作ってあるよね。排外主義的っていうか・・・こんなに、日本での看護師不足が問題視されてても、こういう所が全然改まらんけん、EPAによる看護師候補の留学生も、帰国する人続出しちゃうのかもね~。
 でも、じゃあ、今年は取りあえず一度は帰国するっちゃね?めんどい手続きだけする前に、厚労省に直接連絡して、郵送での手続きの便宜くらい図ってと主張してみれば~?
Commented by tsumugu-img at 2012-06-30 04:00
 ブログ更新、順調でしょう?やっと以前のエネルギーが戻ってきたという感じです。ベルゲンの山はまだ観察が足らない感じだけど、夏でも雪が残っていて迫力あったよ。体格のいい仙人に会えそうな感じ。笑
 厚労省には電話してみたけど、ホームページに書いてあるとおりの決まりで、郵便は受け付けないとのこと。どうも、書類はその場でチェックが入り、足らないものがないかすぐにチェックするみたい。「書類不備の方が結構おおいので、締め切りの2ヶ月前くらいに出してもらうことを勧めています」とのこと。そもそも、これだけ細かい書類を要求することが間違ってないか?って思うんだけどね。私の大学は外国にも通用するように、わざわざ英語で学位の説明書も作ってくれてるのだけど、日本語の翻訳がないと受け付けない。しかも、その翻訳の確認は日本のスウェーデン大使館などに頼まないといけないんだって。エリート職員が勤めているだろうに、英語の書類も受け付けないとはまったく何時代かって思います。8月末まで仕事が入っているし、証明書を出すにも学校が夏休みなので今年の申請は無理だなあ。でも秋頃の帰国は検討中です!
Commented at 2017-11-10 14:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2017-11-18 04:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by tsumugu-img | 2012-06-24 06:36 | 仕事(看護) | Comments(4)

2004年にスウェーデンに移住。イギリス留学中に出会ったクルド人とストックホルムで暮らしています。ブログの内容はスウェーデンのことに限らず、クルド人家族のこと、スウェーデンから見た日本などいろいろです。苦労して行き着いた今の職業は看護師。日々の生活の中で感じることを自由気ままに発信しています。


by tsumugu-img