人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ちらし寿司ケーキ

ちらし寿司ケーキ_c0131118_235639.jpg


時間はちょっとさかのぼりますが、2月にめでたく?45歳となりました。
こちらの日本人の親友(同い年)は、45歳は四捨五入すると50歳になるから結構ショックだった。と話していたので、結構びびっていましたが、40歳代ど真ん中。という感覚が強まったくらいですみました。

ちょうど同じ日に55歳を迎えるイラン出身の同僚がペルシア料理を皆にご馳走すると話していたので、私もそれに便乗して、ケーキ型の散らし寿司を作ってみました。何せ、初めての挑戦だったので、味付けはかなり不安でしたが、寿司太郎の助けも借りつつ、そして、インターネット上のレシピをあれこれ組み合わせて自己流のケーキが完成。同僚は寿司好きが多くてパクパクと食べてくれました。お世辞も8割入っていたと思うけど、かなり喜んでくれて私もほっと一安心。

イラン出身の同僚は私の職場でもっとも長く働いているスタッフの1人。仕事も丁寧だし、料理も上手。当日もプロ級の料理を20人分ほど用意して、普段殺風景な休憩室もレストランのような雰囲気となり、楽しいランチタイムとなりました。

上司からは前々から、スタッフがそれぞれの国の料理を持ち寄るっていう企画をしたいよね。と持ちかけられていましたが、スウェーデン人は何を作るんだろう?と思いつつ、よくよく考えたら、要はイランと日本の料理を食べたいってことだよね。と同僚と話したことでした。そういう意味では、上司のリクエストにも一度に応えられたという感じ。

この日は普段お世話になっている理学療法士のお二人も参加してくれて、上司とともにお花まで用意してくれました。細かい気遣いをしてもらえて、ありがたやありがたや。

準備は大変だったけど、みんなに歌まで歌ってもらえて、2人で100歳分の誕生日、いい記念になりました。
# by tsumugu-img | 2014-03-07 07:11 | 食いしん坊万歳 | Comments(2)

看護実習生の指導係やってます

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
こちらストックホルムは雪のない、穏やかなお天気が続いています。
日照時間がじわじわと伸びて、出勤途中のバス停で見上げる空もだんだんと明るくなってきました。

さて、久々のブログですが、最近の仕事について。

私の職場には毎年たくさんの実習生が赤十字の学校からやってきます。現在も3学期目の学生が4人実習にきています。実はこの3月から実習生のお世話係を私が担当することになりました。学校との連絡調整、スケジュール調整、指導係ナースの決定などがメインですが、これを普段の仕事の合間にやらないといけないので、慣れるまではちょっと大変そう。でも、これもいい経験になるかなと前向きに考えるようにしています。

同時に、現在1人の学生の指導も担当していますが、これがなかなか楽しい。
看護学校二年生、21歳の彼女は明るく、前向きで、やる気まんまん。採血も積極的に実践して上手になっています。日本の漫画が大好きで、日本にも行ったことがある彼女は日本人ナースが指導担当になったことを喜んでくれて、指導する側としてもほっとしています。

3学期目の実習は採血や抹消静脈カテーテル(PVK)の設置など、技術的なことをいろいろ体験するいい機会なので、チャンスがあればできるだけ実践してもらうようにしていますが、同時にナースとして患者さんのニーズを見極め、看護プランを立てるという練習も必要。さらには一緒に働く他のの職種の人たちとも協力して仕事を進めるということも学ぶ場です。家を建てることにたとえるなら、いろんな道具を使いこなす技術も身につけて欲しいし、設計図を書くことも、いろんな業者とのやり取りも練習して欲しい、というところ。

最初の一週間は私に磁石のようについて、何をするのか見てもらい、今週からは自分である程度プランを立てて動いてもらうという予定でしたが、まだ全体を見渡す訓練ができてないので、やることリストをこなすので精一杯。さらに、担当した患者さんが、学生というだけで不安になるタイプだったので、彼女は医療行為を何もさせてもらえず、結局他の患者さんと組み合わせて、いろいろ練習するという形になりました。

人当たりがよく、朗らかで、誰とでも友達になれそうなタイプの学生ですから、患者から拒否されたことが非常にショックだったみたいですが、患者からしたら、学生に不安を抱くのは当然のことでもあり、いろんな患者さんがいるんだということを知ってもらういい機会になったと思います。

ついこの間まで学生だった私。実習生の立場はよく分かるぞ!と最初は思っていましたが、いざ指導係をしてみると、学生にとって何がどこまで簡単で難しいのか、すでに分かりづらくなっています。日ごろいろんなことを無意識に観察して判断しているので、それをあらためて整理して、学生に伝えるという作業は簡単ではありません。でも、自分のやり方を見直すいい機会です。

8週間後に彼女がどれだけ成長するか、とても楽しみです。
がんばれ実習生!
# by tsumugu-img | 2014-03-06 23:51 | 仕事(看護) | Comments(2)

職場の人事プロジェクト

私の職場はここ数年、慢性的な人手不足。これは私の勤める科に限ったことではなく、病院全体の問題でもありますが、先月、私の職場で進行中の人事プロジェクトがニュース等で取り上げられるという出来事がありました。その内容はというと、カロリンスカ病院は看護師の枠を准看護師で置き換きかえることで、看護師が本来の専門分野に力を入れ、ケアの質を高めることができると考えていることにたいし、看護組合はそれは看護師不足を解決するための短期的な妥協策に過ぎないと批判しています。

現場で働く者としては、100%の状況判断ができていないので複雑な思いでこのニュースを見ていますが、私が知る限りでは、このプロジェクトの内容は私たち職員が職場の会議で「理想的なチーム構成」について話し合った結果に基づいており、上からの押し付けプランというわけではありません。私たちが考えた理想的なチームは看護師と准看護師がペアになって働くというもの。私の科の患者さんは大きな手術を受ける人が多いので、術後のケアは多岐にわたり、准看護師が果たす役割は非常に大きくなっています。そのチーム構成を実現するためには看護師と同じ人数の准看護師が必要になるというのがプロジェクト内での判断。さらに食事の準備やベッドメーキングなどは准看護師でなくてもできる仕事なので、さらに別枠でそれ専用の職員を雇う予定。そうすることで、それぞれが本来の専門分野に集中して仕事ができるという理屈です。

今まで、看護師はMaxで15人ほどが勤務。准看護師は現在9人なので、それを6人増やして15人にし、さらにキッチン常勤スタッフを1人増やすというもの。現状からすると、スタッフが7人増えるわけなので、状況は改善されるはず。

しかし、これまでの予算枠では看護師枠は21人でした。つまり21人が本来の看護師定員だったのに、15人の定員しか埋まることがなかったわけです。21人の枠を埋めることができなかったのは、やはり初任給が安いので新人ナースの多くは他のよりよい条件の職場に流れていったということが大きいでしょう。

看護師組合側の批判は、管理職が看護師定員を満たす努力をせずに、6人分を准看護師に置き換えることで、人手不足を安易に解決しようとしている。それはケアの質の低下につながる!一度減らした看護師の定員を後で再び増やすことは大変難しくなるはず!というもの。

もともと雇用者であるLanstingはコスト削減重視で賃金引上げはなかなかしないという背景があるので、准看護師に置き換えるという話はすぐさまコスト削減の手段と解釈されがちで、組合側がそこに危機感を抱くのももっともな話ではあります。

メディアで誤解を受け、組合にも現状とは違う批判をされて憤慨した上司は、私たち職員に再度説明をしに訪れ、プロジェクトは改善するためにやっているもので、もしこれがうまく行かなければ、また新たに組み直し、試用していきたいと思っている。と発言。

もし定員どおり看護師21人、准看護師9人が揃っていれば、どういう職場環境になっていたのか分かりませんが、きっともっと余裕のある勤務体制になっていたのは間違いないでしょう。ただ、最近は何人か辞めて12人の看護師と9人の准看護師でアップアップでがんばっている現場からすると、とにかく今より人が7人増えることはありがたいことで、改善に向かって動いているのなら、まずはそれに期待するしかないというのが本音です。

最近は病欠スタッフの穴埋めに朝と夜のダブル勤務が増えたり、容態の重い患者さんが集中して大変な職場ではありますが、陽気なスタッフとやりがいのある仕事内容のおかげで、約1年半働いた今も足取り軽く職場に向かっています。

もうすぐやってくる給料交渉の機会では最大限の賃上げ交渉をがんばって、働きやすい職場づくりに貢献しなきゃと思っているところ。

テレビでの報道の一部はこちら。(注:スウェーデン語です。)
http://www.svt.se/nyheter/regionalt/abc/karolinska-byter-sjukskotersketjanster-mot-underskoterskor
# by tsumugu-img | 2014-02-16 08:32 | 仕事(看護) | Comments(0)

押し花でイスタンブール

押し花でイスタンブール_c0131118_0303712.jpg


今年はブログを頻繁に更新します!と宣言したところなので、早速がんばって投稿第二段!

押し花講師をしている大阪の伯母に影響を受けて始めた押し花。
花は大分集まってきたものの、まだまだ構図や部品の使い方は自己流。思いつくレイアウトも限界があります。それでも「楽しい!」と感じることが大事だと思っているので、スタイルにこだわらず思うままにやっていこうと思います。

去年は忙しくて少ししか作品を作れませんでしたが、そのひとつがこれ、「イスタンブール」
5月に初めてイスタンブールを訪問したときの感動を表現してみました。
作ったばかりは置いた草花の色も鮮やかで緑があちこちに光っていたのですが、半年以上たって色あせ、全体的にベージュの世界になっています。しかし、これが案外現実のイスタンブールの色に近いのであります。草花だけで表現するには技術も材料も足らないので、あちこち、ペンで縁取りしたり、建物を紙で作ったりと、かなりの反則ものですが、この絵を見るたびに、イスタンブールの思い出に浸ることができます。まさに自己満足の作品。

願わくば、材料の花も現地で調達できれば尚よし。

旅先で花を摘み、その花たちで旅の感動を表現できれば最高。

色が褪せるのが残念ですが、花を選び、台紙においていく作業は時間を忘れるほど楽しい。

今年はそういう時間をもっと作りたいなと思います。
# by tsumugu-img | 2014-01-02 08:25 | 草花たち | Comments(0)

2014年 あけましておめでとうございます!

2014年 あけましておめでとうございます!_c0131118_18203172.jpg

新年あけましておめでとうございます!

こちらスウェーデンは雪もなく、気温もプラス4度、5度の暖かいお正月を迎えています。
おかげさまで私もカリムーチョも風邪も引かず、元気にしております。

昨年は仕事に慣れることで精一杯、ブログの更新もさぼりがちとなりましたが、精神的に大分余裕も出てきたので、今年はもっと頻繁に投稿できるようがんばりたいと思います。

皆さんの今年の抱負は何でしょうか?
私は毎年同じようなことを繰り返している気がしますが、

1)週一度のトレーニングで健康管理
2)友達との時間を大事にする
3)仕事以外の世界を広げる
4)Facebookやインターネットに費やす時間を減らして、もっと本を読む!
5)話はまとめて簡潔に(カリムからの要望)

勤務時間がバラバラなので、プランが立てづらいのですが、それでも12週間先までシフトが決まっているのでそれをうまく活用して、時間を有効に使えるようにしたいなあと思います。

仕事では優先順位を決めることに慣れているのに、プライベートの部分では結構いきあたりばったりなのであります。看護師の仕事は肉体&頭脳労働なので、帰宅途中の電車で熟睡する勢いですが、それでも仕事を家に持ち帰る必要もないし、締め切りに追われることもにないので、ONとOFFの切り替えはしやすいはず。そういうことを考えると、もっと上手に時間を使わねばなあと思います。

気持ちや考えを整理するのにも、ブログへの投稿は便利なので、ひょっとしたら、独り言のような投稿も増えるかもしれませんが、今年も引続き、「時計回りの坂道」をよろしくお願いいたします。

皆さんの今年の抱負もぜひ、コメント欄に書いて送ってください!マンネリ化する一方の私の抱負に刺激が必要です!

皆さんにとって、2014年が素晴らしい年となりますように!
# by tsumugu-img | 2014-01-01 21:07 | 季節のご挨拶 | Comments(0)

2004年にスウェーデンに移住。イギリス留学中に出会ったクルド人とストックホルムで暮らしています。ブログの内容はスウェーデンのことに限らず、クルド人家族のこと、スウェーデンから見た日本などいろいろです。苦労して行き着いた今の職業は看護師。日々の生活の中で感じることを自由気ままに発信しています。


by tsumugu-img