2017年 あけましておめでとうございます。

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みなさま、あけましておめでとうございます。
ストックホルムは雪のない、穏やかな年明けでしたが、3日から大雪となり、先週は通勤の道のりがいっそう長く感じられました。
さて、年末にもがき苦しんで書いていた書評ですが、大晦日の夕方になんとか提出することができました。
締め切りギリギリまでかかってしまう段取りの悪さ、25年前に卒業論文を書いた頃と全く変わっていない。。。
それでも、仕事をしながら、まったく分野の違うことを、休暇を犠牲にしてまでもやり遂げた事実に、小さな達成感を感じております。
開放感の方が圧倒的に大きいですけどね。

今回、慣れないことを引き受けて、苦しんで、こういうことは二度としないぞと思いながらも、ひとつ嬉しかったことは、老眼が進んでしょぼしょぼしがちになった私の目でも、気合を入れて、集中して、時折、タオルで目を温めたり冷やしたりすれば、学術書でもなんでも読めるということを確認できたことかな。

それにしても、12月は書評で始まり、書評に終わったのと、クリスマスも仕事をしていたので、なんとも季節感のない日々を送りました。
年越しそばも間に合わず、おせち料理の準備も何もなく。
近所で賑やかに始まった花火が唯一の年越しのイベントでした。

ことごとく、何もせずに迎えた新年ですが、知人からの一足早い挨拶状を見て、今年は自分が年女であることに気がつき、のけぞってしまいました。
自分の年を忘れたわけではないのでのけぞるのはおかしいのですが、なんとなく、50歳間近!という強烈な圧力を感じてしまったのであります。笑

そんな、揺れ動く年頃の私ではありますが、今年はいろいろやりたいことがあります。
1)農園での野菜作りをがんばる。
2)新しい仕事を探す。
3)車の運転の上達をめざす。
4)トレーニング、ヨガを続けて健康維持。
5)長期的な計画を立てて、時間を大事に使う。

他にもいろいろありますが、実際に実行できるようにがんばりたいものです。

みなさんはどんな一年を描いていますか?
2017年がみなさんにとって、幸せな時間いっぱいの一年となりますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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# by tsumugu-img | 2017-01-10 08:11 | 季節のご挨拶 | Comments(2)

受験生のような日々を送っています

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気がつけば、12月も約半分が過ぎようとしています。
そして、スウェーデンは一年でもっとも暗い時期に突入。午後3時半には真っ暗。
12年暮らしていても、この暗さだけ慣れない。
空にふたをされたような重苦しい気持ちになります。

さて、そんなスウェーデンの冬ですが、実は先々週から休暇に入っている私。
本当なら日本に帰国しているはずだったのですが、こちらに残って慣れないことをしております。
その慣れないこととは、学術書を読んで書評を書くという作業。
大学でお世話になった恩師の退官を記念して発行される論文集に、昔の教え子たちが研究ノートを発表したり、論文を書いたりするようなのですが、まったく学術的な世界から遠く離れた私にも、おそらく気を使っていただいて、書評の依頼が届きました。

書評は論文よりも短いのですが、なにせ生まれてこのかた書評など書いたことはありません。
読んだことも数えるくらい。いっそのことお断りしたほうが良かったのかもしれませんが、学生の時から、卒業後の留学、転職など人生の節目節目でアドバイスをいただき、この先生がいなかったら今の私はないというほどお世話になった方なので、思い切って依頼をお受けすることにしました。

しかし、看護師の仕事、しかも、二交代制、週末勤務もある状況で、学術本を合間合間に読むというのはとてもできません。
なので、仕事から解放された状態で作業に没頭したいと思って、貴重な休暇ではありますが、毎日パソコンの前に座り、受験生のような生活をしています。

本は一回通しで読んで、二回目はメモを取りながら読んで、さらに今はそのメモを読みながらさらに要約をして。
という作業中です。この要約が短くまとまったら、やっと書評の構成を考えようと思っています。
読んでいる内容はヨーロッパの統合をめぐる課題について。自分がかつて専門としていた分野ではないので、新しい情報を理解しようとすることからスタート。でも、一応、私もヨーロッパに身を置く移民なので、当事者として、興味深い話もいろいろあります。
本格的に本を読むのは本当に久しぶり。
二回読んでも内容が頭にさっと入って来ないあたりは、脳の老化を実感します。
ざるから水が流れるように、読んだ内容が流れ出る。そんな感じです。

こういうことでもなければ、読むことのなかった本。
そのおかげでちょっとヨーロッパの事情が見えてきた。
そう前向きに受けとめて、がんばろうと思います。

自分の設定した締め切りまであと1週間。
おかげさまで仕事は休みなので、なんとかこの間に仕上げることができますように。

内容的に面白かった点は、別途ブログでも紹介していこうと思っています。


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# by tsumugu-img | 2016-12-12 05:24 | Comments(2)

簡単アップルパイ

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この秋は、りんご、りんご、りんご、の日々でした。というのも、庭にあるりんごの木がたーくさんの実をつけてくれて、9月から11月まで、無農薬の美味しいりんごを楽しむことができました。推定、600個〜700個は収穫したのではないかと思われます。友達、親戚、職場、ご近所に配り、残りは新聞紙に一枚一枚包んで倉庫に置いています。こうすると日持ちするのだそうです。

りんごの名前はイングリッドマリー。日本のりんごよりも小ぶりですが、酸味と甘みが絶妙のバランスで、今まで食べたりんごの中で一番美味しいと思いました。こんな美味しいリンゴに恵まれて、全くの幸せ者です。

りんごがたくさんあるので、ジャムを作ったりしましたが、簡単なのはスウェーデン式、アップルパイ。日本にはオートミールがすぐには手に入らないかもしれないけど、全粒粉の小麦粉などに置き換えて作ってみてね。

簡単アップルパイの作り方

材料

  • りんご 800g *日本のりんごであれば3個くらい
  • シナモン 小さじ1
  • 砂糖 小さじ22
  • 塩 ひとつまみ
  • バター パイ型に塗っておく

  • バター 125g
  • 小麦粉 200cc
  • オートミール 100cc
  • 砂糖 150cc
  • 粗塩 小さじ1.5

作り方

  • オーブンを225度にセットしておく。
  • りんごの皮をむき、芯をとって3cm角くらいの大きさ、厚さは1cm弱程度にスライスしたものをシナモン、砂糖、塩と混ぜ合わせてパイの型、28cmサイズのものに入れます。
  • バターを小さくカットし、小麦粉、オートミール、砂糖、塩とあわせ一緒に手で混ぜながら、しっとり、ポロポロの状態にします。
  • りんごの上に、バターと小麦粉を混ぜたものを満遍なく敷き詰めます。
  • 225度で20分〜25分焼いたら出来上がり。
  • お好みで、バニラソースやバニラアイスクリームを添えて完成。

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# by tsumugu-img | 2016-11-19 07:58 | 食いしん坊万歳 | Comments(0)

勇気をもって賃金交渉に挑む

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今日で10月も最終日。こちらの今朝の気温は3.5度。そろそろ冬が近づいてきました。
上の写真は湖の沖に向かって泳いでいく渡り鳥。久しぶりに太陽が顔出して明るい1日でした。

さて、今日は仕事のお話です。
私の職場では年に一度、上司と給料についての面談があります。
あなたはこの一年こういう成果を出した、こういう発展を成し遂げた。なのでこれくらいの昇給を考えている。
そういう話が上司からあります。もちろん、上司に対して自分からも、これだけの貢献をしたと思うというPRも可能です。

しかしながら、経営状況のあまり芳しくないカロリンスカ病院では、上司からの評価に見合うだけの昇給が期待できないのが実情。
限られた予算の中で、多くの看護師に公平に分配しないといけないので、上司は看護師たちの不服を覚悟で面談に臨みます。
そして、その後、低い給料しか出さない職場に見切りをつけて、職探しを始める人が出てきます。

今年もすでに3人が辞職を申し込み、もっと給料のいい仕事に移る決意をしました。

私はというと、賃金交渉など苦手な人間なので、出された金額を受け入れるだろうと思っていましたが、今年は事情が違いました。
昨年と同様に低い昇給額を提示されて、その場では何も言えませんでしたが、後からどうしても納得できず、これまで情熱とエネルギーを注いできた学生担当という責任の重い仕事に対する評価がこの程度かと思うと、がっかり感が大きく、本気で次の職場を探しはじめました。

同じ病院内の別の部署で面接を受けたこともあって、上司には早めに報告をしようと決意。
勇気を絞って、自分が今回の昇給にどれくらいがっかりしたか、特に昨年度も低かったので2年連続この評価には納得できないと話しました。
さらに、給料と仕事内容のバランスを考えて他の仕事も探していると伝えました。

すると上司は真摯に訴えを受け止め、何としてもこの職場に残って欲しいので、さらにうえの上司に相談して昇給を検討する。とのこと。
いったいどれくらい検討してくれるのかわかりませんが、思い切って行動に出てよかったと思いました。

上司もこんな昇給しかできない実情に苦しんでいるのだとのこと。上からも下からも押されて辛い中間管理職です。
それでも、訴えれば、どこかにお金はあるはず。と信じて返事を待っています。

たかが4年なんですが、それでも大学病院での4年で身につけた技術、知識は少なくありません。
公正な評価をしてもらって当然という気持ちです。
ただでさえ、他の業種に比べて給料の低い看護師職。自分で行動に出ないと労働条件は改善されません。

それにしても、慣れないことをしたので、ものすごくエネルギーを消耗し、へとへとになりました。
現在も5人の学生が実習中。中間審査や次のグループの準備など、相変わらず忙しい日々です。
いい返事がもらえますように。




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# by tsumugu-img | 2016-11-01 04:52 | 仕事(看護) | Comments(0)

赤い家に引っ越しました。

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今年6月。スウェーデンに移住して以来12年間暮らしたアパートから一軒家に引っ越しました。
子どものいない私たちは二人暮らし。アパート暮らしでも十分なスペースでしたが、カリムは生活への変化を求めて、私は地面にすぐ降りられる庭のある環境を夢見て2年前から家探しを開始。

見学に行って素敵な家を見つけても、競売にかけられて値段はどんどん上がるので、この2年間であきらめた家は数知れず。
期待して夢を膨らましてはがっかりする、という繰り返しに限界を感じていた頃、この赤い家に出会いました。

前のアパートからの景色には敵いませんが、台所の窓から遠くだけどしっかり湖が見える環境でとても気に入っています。
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# by tsumugu-img | 2016-10-03 04:36 | 生き方・暮らし方 | Comments(2)

がんばれ、ナースの卵

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4週間前から職場に4人の看護学生がやってきています。今回は4人とも女子。年齢も20歳〜36歳と幅広く、経験もまちまちです。今週が実習前半の最終週ということもあり、明後日の中間評価に備えて、昨日、今日の二日間、学生達がどれだけのことを身につけたかを確認するために、通称"Bedside"という実地テストをやりました。これは1年半前から始めた方法で、学生達があったことがない患者を一人選び、時間がきたら学生を呼び出して、患者のカルテを読んでもらい、担当ナースからレポートを受け、実際に2〜3時間その患者さんの看護にあたってもらいます。私はメモ用紙をもって影のように学生の後を追い、ひたすら観察、審査です。

学生は超緊張。こわばった顔でスタートしますが、普段の実習よりもさらに大きな責任を与えられるので、戸惑いながらも自分で考え判断し、動きながら小さな(大きな)達成感を感じることが多いです。もちろん、患者さんは学生の都合に合わせて入院してくる訳ではないので、学生のテスト用にちょうどいいケアニーズを抱えた患者を探すのは結構大変。いい具合に理想的な患者が見つかった場合でも、急に容体が悪くなり、レントゲン検査で移動→テスト終了。なんてこともあります。しかし、このテスト、たとえ短時間で終わったとしても、実に多くのことを観察できます。学生がどう情報を集め、どう判断しているか、頭だけでなく体や手先が動いているかなど、こちらはA4用紙がいっぱいになるほどの書き込みです。

アクション一つ終わるごとに振り返って私のOKサインを求めてくる自信のない学生、こちらがびっくりするほど会話運びがうまい学生、仕事になれていると思いきや、手の消毒を忘れがちな学生など、いろいろな発見があって楽しめました。作業が終わったら、私はビデオを再生するかのように、学生がどう動いたかを振り返り、よかった点、気をつけるべき点などを話します。普段の実習ではじっくりフィードバックの時間が取れないことがおおいので、このフィードバックは貴重な意見交換の時間でもあります。

今日は20歳の学生がかなりケアニーズの大きな患者さんを3時間かけて一人でお世話をし、ほぼ全ての作業をこなしてお見事でした。
最初の週から比べたらものすごい成長ぶりです。36歳の学生も静脈に留置する針を患者さんに初めてうまくさせたと大喜び。血管に針を刺すというのは看護学生にとっては大きな第一歩。私も初めてうまくできたときの感動は今でも思い出します。

今回の学生もとりあえず前半4週間、満足のいく実習になったようでホッとしました。
来週はまた別の学生5人がやってくるので、体調を整えてがんばらねば。

未来の同僚を指導/支援する仕事はしばらく続きます。

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# by tsumugu-img | 2016-09-28 04:30 | 仕事(看護) | Comments(0)

アスティお母さん旅立つ

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9月13日にイランからカリムお母さんの訃報が届きました。あまりにも急なことですぐには状況が理解できず。とりあえず午後からの仕事を休ませてもらって、午後にカリムの兄妹達と集合。前日夜中に急な胸の痛みを訴え、病院で心停止となりそのまま帰らぬ人となったそうです。
ダイアスティ(イランではお母さんをダイアといい、アスティお母さんはみんなからダイアスティと呼ばれていました。)に最後にお会いしたのはこの夏7月のこと。みなが反対するのを押し切って、久しぶりにスウェーデン来訪を実現させました。愛する息子、カリムが買った家を一目見るのも目的の一つ。引っ越したばかりで、家具も揃ってない状態での出迎えになりましたが、苦労の多かった息子が立派な家に住むようになったと、本当に嬉しそうでした。私たちは結婚もしてないし、子供もいないから、マイホーム購入がお母さんにとっては息子をお祝いすべき大イベントだったのでしょう。
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ダイアスティは亡くなる数時間前まで、家族や親戚と集まり、楽しい時間を過ごしていたとのこと。病院での時間も数時間。苦しむ時間が短かったのが家族にとっては救いでした。

振り返ると、私自身はお母さんと過ごした時間は本当に限られたもので、最初は1998年夏、イギリス留学中にブライトンからストックホルムに飛んで、スウェーデン来訪中のご両親にカリムの彼女でーす。と挨拶をしたとき。いきなり抱きしめられて、両方の頰にキスをされたのが衝撃でした。アメリカのホストファミリーのお母さんを思い出す瞬間でした。そのあと2回ほどこちらに来られて一緒に過ごしたくらいです。それでも、私のことはとても可愛がってくれて、片言のクルド語しか話せない私にイランからかけた電話に出ろといい、たくさんの言葉でいつも挨拶してくれました。内容は全然分からなかったけど、思いは十分伝わりました。笑

イランでは人が亡くなると、24時間以内に葬儀、埋葬するのが決まりです。なので、イランでのお葬式は翌日にすぐ行われました。
そして、こちらストックホルムでもイランに帰ことができない息子、娘たちがレストランを借り切って追悼式を開きました。
驚いたことに、100人を優に超える方々がストックホルムから、ヨーテボリから、遠くはノルウェーからも挨拶に来てくださいました。
数日間、イランからもお悔やみの電話がかかってきたり、身近な家族の死に接する親戚、友達と悲しみをしっかり分かち合おうとするこの文化に心が温まる思いでした。もちろん、出かける方は大変なんですけどね。私もしっかり親族チームと一緒に次々と来訪する弔問客を握手で出迎え、知ってる人も知らない人にも挨拶をしました。追悼式はだいたい1時間ほど座って退場するというのが多いですが、今回は湖の側の景色のいい素敵なレストランだったせいか、来る人来る人すっかり落ち着いてしまって、久しぶりに再会した他の仲間や友達との話に盛り上がったりと、ほとんどの人が残ってしまい、椅子が足らない状況に。追悼式がなければ何年も会うことがなかったような人との再会の場にもなって、私も懐かしい人々と話をすることができました。

さて、最後にダイアスティのお話しに戻りますが、カリムの話によると、子供の頃は、カリムパパの両親、アスティのお母さんも同居していた時期があり、最大で12人家族だったそう。貧しく決して広くない家に12人。冷蔵庫もオーブンもない台所で、毎日大量のパンを焼き、料理を作り、洗濯をし、病弱な親の介護もし。と想像を絶するような家事労働の日々だったそうです。それでも、そのことについての愚痴を聞いたことがないとカリムは話していました。当たり前だと思っていたのか、当時はどこでも女性はそういう状況に置かれていたからなのか、ご本人に聞いたことがないのでわかりませんが、自分のことだけでもヒイヒイ言いながら暮らしている自分のことを思うと、ダイアスティの懐の大きさは神レベルです。

好奇心旺盛で、お茶目な性格だったダイアスティさん、たくさんの子ども、孫に見送られてこの世を去りました。
これからもカリムとダイアスティとの思い出をいろいろ語っていきたいと思います。
安らかにお眠りください。
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# by tsumugu-img | 2016-09-25 02:49 | クルドな人々 | Comments(0)

ブログを更新していきます宣言。

ブログを訪問してくださった皆さま。

長らく放置状態になっているこのブログですが、この秋から再び更新をしていきます。
放置するつもりはなかったのですが、だんだんと仕事で日々の生活に余裕がなくなり、気が付いたら1年近く更新していませんでした。

今はいろいろなソーシャルメディアがあって、フェイスブックなどで気軽に手軽に情報発信、受信できるのですが、どんどん新しい情報が大量に流れてくるメディアでは、写真や短い情報をシェアするのには向いているけど、自分でも何を発信したか忘れるくらいのスピードで、なんだか落ち着いて思考することができなくなっていることにふと気がつきました。

ブログを書いて発信していた頃の方が、自分の考えを整理したり、生き方を見つめなおしたり出来ていたなと。というわけで、また少しずつ、無理しない範囲で、日々考えることを発信していきたいなと思います。

テーマはこれまで通り、広くいろいろなことを扱う予定です。

スウェーデンの移民として考えること、看護師の仕事について、日本の政治や文化について気になること、新しく趣味に加わった園芸のこと。などなど。

お返事は遅れるかもしれませんが、コメントはいつでも大歓迎です。

直接メールでメッセージを送ることを希望される場合は、こちらにメールください。
medsolsbacken2004@gmail.com

今後ともどうぞよろしく御願いいたします。
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# by tsumugu-img | 2016-09-19 05:35 | 生き方・暮らし方 | Comments(0)

学生指導の難しさ

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この写真はイメージ写真  

今日は4週間の実習を終えた4人の看護学生の中間評価の日でした。指導係のナースは5人いますが、私は学生のお世話係なので、4人全員の評価を看護学校の先生と一緒にやりました。

4人の学生は個性も経験も様々なので、同じ環境で実習していても、感じ方や満足度はそれぞれ。高校を出て間もない学生は、初めての病院実習に大満足。毎日毎日学ぶことがいっぱいあって、理想的な環境だととてもポジティブ。すでに看護助手として働いている学生も、仕事自体は慣れているが、科が違えば、ルーチンも違うし、看護師としての役目を新たに学ぶ場なので今の実習環境に満足。かたや、13年整体師として働いてきた女性はやることが少なすぎると不満げ。ここ数日はちょっとよくなったらしいが、何度もやることがなくてもったいない日が続いたとのこと。うーん、でも、やることがないんじゃなくて、見つけられてないんじゃないのか?というのが私を含め、指導係のナースの意見。もっと患者さんをトータルな視点で見る必要があるのではということを、先生がうまく引き出してくれて、彼女に伝えることができてよかった。

高校を出て間もない男子学生は患者とのコミュニケーションが超苦手。挨拶はそこそこできるものの、血圧測定をしても、体温を測っても、無言。「おいおい、患者さんものすごーく不安そうな顔になっているよ」と心の中で思いながら、そこでは指摘せず、廊下に出てから注意。自分がケアされる立場になって考えてごらん、と言われて初めて、あっそーか。という感じ。テクニカル部門は手本を見せて、練習すれば確実に上達するのだけど、このコミュニケーション部門は指導が非常に難しい。体の動き、顔の表情、声の出し方、話し方、伝える内容など、いろいろな要素が総合的に絡まっているし、学生の個性も大きく関わるので、これが正解というのもないし。

それでも、今日の面接で彼の話を聞いて、なるほどそういう感覚なのか。ということが一つわかった。彼曰く、「大して知識も経験もない自分が、患者よりも強い立場でそこに立ち、話すという状況がかなりきつい」とのこと。それは確かにそうなんだけど、看護師の仕事の大半は話すことで成り立っているので、そこはもっと頑張らなきゃね。この彼は結構凹みやすいタイプなので、あまりバシッと叩かずに、柔らかく指摘するように努めましたが、どこまで伝わったかなあ。


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# by tsumugu-img | 2015-10-23 05:44 | 仕事(看護) | Comments(2)

紅葉の秋

10月もすでに半ばを過ぎ、ストックホルムは紅葉の季節を迎えています。
日本と比べると樹木の種類がかなり少ないので、紅葉のバリエーションも限られていますが、それでも、緑中心だったグラーデーションに赤や黄色が加わって、コントラストの美しい風景をあちこちで見かけるようになりました。

朝晩は氷点下になるほど冷え込んできましたが、日中はまだ手袋なしでも大丈夫。
日没時間がどんどん早くなり、これから暗く長い冬に入ろうとしているので、この暖かい秋色を目に焼き付けておこうと思います。

日本の紅葉シーズンはもう少し先でしょうか?
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# by tsumugu-img | 2015-10-19 04:41 | 季節のご挨拶 | Comments(0)

看護実習の季節となりました。

ブログを読んでくださっている皆様。
長らくの間、更新を怠ってしまい申し訳ありません。

毎回、今度こそは定期的に更新しようと決意しながら、なかなか実行できずにおりました。

さて、久しぶりの投稿は仕事について。

今の職場に就職して、もうすぐ丸3年が過ぎようとしています。
ここ最近は、学生の世話係に忙しく、8月末から看護学生が実習に来ています。
今日はさらに4名の看護学生が実習をスタート。初日の今日は約6時間かけて、職場の紹介、実習内容の説明、病院内の案内、看護記録の読み方、書き方などを説明し無事終了。学生のみなさんは新しい情報を山ほど詰め込まれて、さぞかし疲れたことでしょう。

学生の指導係になると、患者以外に学生にも注意を払わないといけないので、負担を感じる人も多いですが、若いナースが短期間にどんどん成長する姿を見るのは楽しいものです。やる気のある学生はどんどんと質問を投げかけてくるので、自分の知識を試されたり、新たな情報を学生から得たりと、こちらもいい勉強になります。

私は学生の指導係だけでなく、学生の支援、指導ナースの支援、学校との連絡、審査の準備なども担当しているので、いろんな細かい問題の相談に乗ることも多く、一時はかなりのストレスを感じていましたが、上司や同僚に助けを求めたり、自分でできること、できないことの線引きもできるようになって大分気持ちが軽くなったところです。

これから4週間、この4人の学生がどんな変化を遂げるのか、とても楽しみです。
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# by tsumugu-img | 2015-09-29 06:21 | 仕事(看護) | Comments(2)

ありがたい心遣い

今年もはや5日間が過ぎました。皆様いかがおすごしでしょうか。
久しぶりにブログを再開したのですが、特に友達に知らせることもしていないので、読んでくださる人がどれくらいいるかはわかりません。が、更新が途切れないように今日もひとつ投稿します。

年末に子供の頃から大変お世話になった叔父が他界しました。
お葬式に参列するために帰国しようと一時は思い立ちましたが、どうしても間に合わず諦めました。

そんな時、カリムーチョの兄妹家族が揃って我が家に挨拶に来てくれました。
しかも、大勢を迎える私が大変な思いをしないようにお鍋いっぱいに煮込み料理を作って来てくれました。

クルドの文化では、遠く離れた親戚、家族を亡くした人がいれば、すぐにそこへ駆けつけるという風習があるそうです。最後のお別れができなかった私にとっては、この集まりが気持ちの整理をするうえで大切な区切りとなり、みんなの温かさに触れてずいぶんと悲しみが和らぎました。

私も叔父の写真集を急いでパソコンで作り、一度しか面識のなかった皆にいろんな写真を見てもらいながら、叔父のことを話すことができました。

ここで集まってくれた皆の写真を、お葬式に集まった日本のいとこ達にも送り、クルド人家族の温かい心遣いに感激してくれました。

他界した叔父も、きっとこの様子を見てくれただろうなと思っています。

あたたかい家族に恵まれて、私は幸せ者だと実感する出来事でした。

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# by tsumugu-img | 2015-01-05 08:02 | クルドな人々 | Comments(0)

新年 明けましておめでとうございます

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新しい年が明けました。

2015年1月1日 スウェーデン時間の午前1時。
外ではまだ打ち上げ花火の音が時々聞こえてきます。

今年はどんな年になるでしょうか。

昨年の自分を振り返ると、3月以降ブログを全く更新せず、空白の年となってしまいました。

なぜか、どうしても更新する気力が湧きませんでした。

今まで普通にできていたことが億劫になる。そういうことが多い1年でした。

年齢的なことなのか、それとも、仕事で体力を消耗してしまったのか。

理由はわかりませんが、ナマケモノの年となってしまいました。

今年は時間を大切に使おうと思います。

ああ、今日は充実した一日だったと思える日を増やしたいと思います。

このブログも更新が途絶えないように、アンテナを研ぎ澄まして発信できる情報を集めたいものです。

今年もマイペースなブログになると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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# by tsumugu-img | 2015-01-01 09:22 | 季節のご挨拶 | Comments(4)

ちらし寿司ケーキ

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時間はちょっとさかのぼりますが、2月にめでたく?45歳となりました。
こちらの日本人の親友(同い年)は、45歳は四捨五入すると50歳になるから結構ショックだった。と話していたので、結構びびっていましたが、40歳代ど真ん中。という感覚が強まったくらいですみました。

ちょうど同じ日に55歳を迎えるイラン出身の同僚がペルシア料理を皆にご馳走すると話していたので、私もそれに便乗して、ケーキ型の散らし寿司を作ってみました。何せ、初めての挑戦だったので、味付けはかなり不安でしたが、寿司太郎の助けも借りつつ、そして、インターネット上のレシピをあれこれ組み合わせて自己流のケーキが完成。同僚は寿司好きが多くてパクパクと食べてくれました。お世辞も8割入っていたと思うけど、かなり喜んでくれて私もほっと一安心。

イラン出身の同僚は私の職場でもっとも長く働いているスタッフの1人。仕事も丁寧だし、料理も上手。当日もプロ級の料理を20人分ほど用意して、普段殺風景な休憩室もレストランのような雰囲気となり、楽しいランチタイムとなりました。

上司からは前々から、スタッフがそれぞれの国の料理を持ち寄るっていう企画をしたいよね。と持ちかけられていましたが、スウェーデン人は何を作るんだろう?と思いつつ、よくよく考えたら、要はイランと日本の料理を食べたいってことだよね。と同僚と話したことでした。そういう意味では、上司のリクエストにも一度に応えられたという感じ。

この日は普段お世話になっている理学療法士のお二人も参加してくれて、上司とともにお花まで用意してくれました。細かい気遣いをしてもらえて、ありがたやありがたや。

準備は大変だったけど、みんなに歌まで歌ってもらえて、2人で100歳分の誕生日、いい記念になりました。
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# by tsumugu-img | 2014-03-07 07:11 | 食いしん坊万歳 | Comments(2)

看護実習生の指導係やってます

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
こちらストックホルムは雪のない、穏やかなお天気が続いています。
日照時間がじわじわと伸びて、出勤途中のバス停で見上げる空もだんだんと明るくなってきました。

さて、久々のブログですが、最近の仕事について。

私の職場には毎年たくさんの実習生が赤十字の学校からやってきます。現在も3学期目の学生が4人実習にきています。実はこの3月から実習生のお世話係を私が担当することになりました。学校との連絡調整、スケジュール調整、指導係ナースの決定などがメインですが、これを普段の仕事の合間にやらないといけないので、慣れるまではちょっと大変そう。でも、これもいい経験になるかなと前向きに考えるようにしています。

同時に、現在1人の学生の指導も担当していますが、これがなかなか楽しい。
看護学校二年生、21歳の彼女は明るく、前向きで、やる気まんまん。採血も積極的に実践して上手になっています。日本の漫画が大好きで、日本にも行ったことがある彼女は日本人ナースが指導担当になったことを喜んでくれて、指導する側としてもほっとしています。

3学期目の実習は採血や抹消静脈カテーテル(PVK)の設置など、技術的なことをいろいろ体験するいい機会なので、チャンスがあればできるだけ実践してもらうようにしていますが、同時にナースとして患者さんのニーズを見極め、看護プランを立てるという練習も必要。さらには一緒に働く他のの職種の人たちとも協力して仕事を進めるということも学ぶ場です。家を建てることにたとえるなら、いろんな道具を使いこなす技術も身につけて欲しいし、設計図を書くことも、いろんな業者とのやり取りも練習して欲しい、というところ。

最初の一週間は私に磁石のようについて、何をするのか見てもらい、今週からは自分である程度プランを立てて動いてもらうという予定でしたが、まだ全体を見渡す訓練ができてないので、やることリストをこなすので精一杯。さらに、担当した患者さんが、学生というだけで不安になるタイプだったので、彼女は医療行為を何もさせてもらえず、結局他の患者さんと組み合わせて、いろいろ練習するという形になりました。

人当たりがよく、朗らかで、誰とでも友達になれそうなタイプの学生ですから、患者から拒否されたことが非常にショックだったみたいですが、患者からしたら、学生に不安を抱くのは当然のことでもあり、いろんな患者さんがいるんだということを知ってもらういい機会になったと思います。

ついこの間まで学生だった私。実習生の立場はよく分かるぞ!と最初は思っていましたが、いざ指導係をしてみると、学生にとって何がどこまで簡単で難しいのか、すでに分かりづらくなっています。日ごろいろんなことを無意識に観察して判断しているので、それをあらためて整理して、学生に伝えるという作業は簡単ではありません。でも、自分のやり方を見直すいい機会です。

8週間後に彼女がどれだけ成長するか、とても楽しみです。
がんばれ実習生!
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# by tsumugu-img | 2014-03-06 23:51 | 仕事(看護) | Comments(2)

2004年にスウェーデンに移住。イギリス留学中に出会ったクルド人とストックホルムで暮らしています。ブログの内容はスウェーデンのことに限らず、クルド人家族のこと、スウェーデンから見た日本などいろいろです。苦労して行き着いた今の職業は看護師。日々の生活の中で感じることを自由気ままに発信しています。


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